参院附帯決議は、こんな内容です。
一.国民投票の対象範囲については、憲法審査会においてその意義及び必要性の有無等について、十分な検討を加え、適切な措置を講じるように努めること
一.成年年齢に関する公職選挙法、民法等の関連法令については、十分に国民の意見を反映させて検討を加えるとともに、本法施行までに必要な法制上の措置を完了するように努めること
一.憲法改正原案の発議にあたり、内容に関連する関連性の判断はその判断基準を明らかにするとともに、外部有識者の意見を踏まえ、適切かつ慎重に行うこと
一.国民投票の期日に関する議決について、両院の議決の不一致が生じた場合の調整について、必要な措置を講じること
一.国会による発議の公示と、中央選挙管理会による投票期日の告示は、同日の官報により実施できるよう努めること
一.低投票率により、憲法改正の正当性に疑義が生じないよう、憲法審査会において本法施行までに最低投票率制度の意義、是非について検討を加えること
一.在外投票については、投票の機会が十分に保障されるよう、万全の措置を講ずること
一.国民投票広報協議会の運営に際しては、要旨の作成、賛成意見、反対意見の集約に当たり、外部有識者等の知見を活用し、客観性、正確性、中立性、公正性が確保されるよう、十分に留意すること
一.国民投票公報は、発議後可能な限り早期に投票権者のもとに届くよう配慮するとともに、国民の情報入手手段が多様化されている実態に鑑み、公式サイトを設置するなど、周知手段を工夫すること
一.国民投票の結果告示においては、棄権の意思が明確に表示されるよう、白票の数も明示するものとすること
一.公務員等及び教育者の地位利用による国民投票運動の規制については、意見表明の自由、学問の自由、教育の自由等を侵害することとならないよう、特に慎重な運用を図るとともに、禁止される行為と許容される行為とを明確化するなど、その基準と表現を検討すること
一.罰則について、構成要件の明確化を図るなどの観点から検討を加え、必要な法制上の措置を含めて検討すること
一.テレビ・ラジオの有料広告規制については、公平性を確保するためのメディア関係者の自主的な努力を尊重するとともに、本法施行までに必要な検討を加えること
一.罰則の適用に当たっては、公職選挙運動の規制との峻別に留意するとともに、国民の憲法改正に対する意見表明、運動等が萎縮し、制約されることのないよう、慎重に運用すること
一.憲法審査会においては、いわゆる凍結期間である三年間は、憲法調査会等で指摘された課題等について十分な調査を行うこと
一.憲法審査会における審査手続及び運営については、憲法改正原案の重要性に鑑み、定足数や議決要件を明定するとともに、その審議に当たっては、少数会派にも十分配慮すること
一.憲法改正の重要性に鑑み、憲法審査会においては、国民への情報提供に努め、又国民の意見を反映するよう、公聴会の実施、請願審査の充実等に努めること
一.合同審査会の開催に当たっては、衆参各院の自主性と独立性に鑑み、各院の意思を十分に尊重すること