3月に入りました。

 政府予算案が衆院を通過したことで、平年であればベルトコンベア式に、いろいろな法律案の審査が始まっていくわけですが、両院がねじれているために、そうは行きません。第167回国会以降、その運営は手探りによるところが大です。

 予算案や法律案の審査、審議をどう進めるか、どう反対するかという国会対策のレベルの議論の中で、憲法審査会が相変わらず犠牲になっています。改正国会法の施行から7か月経過しています。憲法審査会規程を議決するに合理的な期間を悠に超え、国会の不作為は明らかに違法であるといえます。

 憲法審査会立上げの議論に触らないでおくという「空気」は、国会じゅうに蔓延しています。何の脈絡もなく憲法審査会の話を持ち出すと、KYだということになるので、誰が主犯であるというわけでもなく、全党的に、意識的に避けられているというのが現実ではないでしょうか。

 国会における憲法論議の放棄、不作為がこれ以上続くことに、大変な危機感を覚えます。
 また、憲法審査会が立ち上がらないこと自体が、憲法を護ることにとってよいことだとの勘違いが増えてくることも心配です。

 成人年齢に関する内閣官房の検討会は当分羽休めですが、法制審議会は11日から実質的な議論をスタートさせます。
 政治的に高い立場から政府の検討状況をチェックするのが憲法審査会の役割です。もはや一刻の猶予もありません。