参院民主党が選挙制度改革案(40減・10合区)を
決定したことを踏まえ、議長の所感が述べられました。


(冒頭)報道にあるように、参院民主党が選挙制度改革に
ついて案をまとめ、検討会において提案をするようだ。
主だった党の考え方がほぼ出揃った。できるだけ早く、
検討会を開きたい。8月に入ると、長崎原爆の日など
いろいろ行事があるので、その間を縫って、各党の代表に
集まってもらう。本会議が開かれる日をにらみながら
日程を調整する。
議長案とだいぶかけ離れている内容と
報じられており、公明党案が一番近いようであるが、
自分の感覚では、どの党の案が一番いいとか言及は
するつもりはなく、各党の考え方が検討会に出された
ところで、最後はまとめうると思う。次の参院選挙まで
に改革を間に合わせるということを、前回の検討会で
確認している。時間軸が後ろにずれても間に合わせる
ことは可能である。


▽検討会は今週中に開くという話だったが?

▼来週、本会議が開かれる日を目安に考える。

▽各党案にはまだ隔たりがある。妥協案のポイントは?

▼個々の案については、まず検討会で出してもらって
議論を始めるので、コメントは控えたい。一票の較差は
各党とも避けられない問題であると一致していると思う。
その方向でまとめなければならない。この問題は非常に
重く、いまは各党それぞれが絶対的だと思っていても、
大筋でまとまる方向になると思う。みなさんでそういう努力
をしていただけると思う。

▽これまでの判例をめぐる理解で、各党の違いが
でているが。

一票の較差については、はみ出す限度は1:1.99
までである。
合区案なども議論になるだろう。いまの
段階で方向性を示すことは差し控えるが、落ち着くべき
ところに落ち着くと思う。合意形成が難しいとは思って
いない。この機会にやらないと、こういう政治状況の中、
参議院はせめてきちっとした姿勢で方針を打ち出さ
なければ政治不信に拍車をかけてしまう。各党も同じ
考えを持っていると思う。

▽1:1.99をはみ出す案は、一切認めないということで
よいか?

▼議長には決定権限はないが、それを超えるのは
そもそも成り立たない議論だと思っている。限りなく、
1:1に近づけるということは、前回の検討会で確認した。

1:5が1:3になればいいという話ではない。憲法の原則
から帰納的に考えなければならない。

▽検討会はこれまで月に1〜2回開催されてきたが、
来週からはどうなるか?

▼他の日程との関係がある。ようやく参院民主党の案
が出てきたが、ここまで時間がかかったのはやむを
得ないと思う。今国会に法案を提出できればよいが、
菅政権をどうするのかという問題もある。次の臨時国会
で通すということも許されるであろう。


▽次回検討会では、1:1.99までという方針を改めて
示すのか?

▼検討会には現実に各党の案が出てきているので、
その議論の中で考えを述べる。ここで3倍未満だったら
いいだろうとか、それでは今までの議論と同じになって
しまう。もちろん、将来に憲法改正があって参議院の
あり方とか変われば今の議論とは違った方向になろう。
いまは現憲法下でどうするかという議論しかできない。
(了)