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 (庁舎前に掲示された説明文)
 この建物は、大正13年10月に第2代の岐阜県庁舎として建設されたもので、連続する幾何学模様によるアールデコ風の意匠でまとめられた秀逸な建築物であるとともに、国内に現存する鉄筋コンクリート造りの県庁舎としては最も初期の建築です。

 平面形状はE字型とし、南側中央部分に庁舎正面玄関を、北側には県会議事堂正面玄関をそれぞれ配していました。建築当時の資料からは、耐震耐火性能に優れた、広大で重厚な近代洋風建築として、その威容を誇っていたことが分かります。

 庁舎正面玄関とそれに続く中央ホールには、大垣市赤坂産に大理石が多く使われるとともに、飛騨アルプスを図案化したステンドグラスがはめ込まれており、この建築の最も美しい空間となっています。また、格調高い「正庁」やそれぞれ意匠を凝らした「知事室」などの幹部執務室が各所に在り、現在でも建築当時の様子を見ることができます。

 昭和41年に岐阜市薮田南に新庁舎が建設されるまで、岐阜県庁舎として、その後は県の現地機関が入居する総合庁舎として使用され、89年にわたり県政を担ってきましたが、平成25年3月31日をもって閉庁しました。