nambu yoshinori's official blog

南部義典オフィシャルブログ

タグ:与党

 自民・公明の与党は、衆参両院に設置される「憲法審査会」について、野党側が、審査会の規程を定めるための協議に当面応じないとしていることから、今の臨時国会で規程を作ることを断念し、審査会の発足は、次の臨時国会を目指すことになりました。(→つづき

 自民・公明両党は、公的年金の加入記録問題で徹底した対応をとることや、憲法改正について平成22年以降の国会を視野に入れ、国民的な議論を深めていくことを盛り込んだ、参議院選挙の与党としての公約を発表しました。しかし、憲法改正に向けた自公両党の姿勢の温度差が浮き彫りとなっています。(→つづき

 自民党は、参議院選挙での与党としての公約に憲法改正の実現を盛り込みたいとしているのに対し、公明党は「与党の公約にはなじまない」と慎重な構えを見せており、公約の取りまとめにあたって、この問題の扱いが課題の一つとなりそうです。(→つづき

 本日、衆院憲法特委において、3月27日に与党が提出した与党案と民主党案の「併合修正案」が、自民、公明両党の賛成多数で可決されました。明日の衆院本会議で可決し、参院に送付される見通しです。

 元々、60年前に完備されているべき法律なのですから、驚くような出来事ではありません。「欠いていた奥歯がやっと加わり、噛み合わせが良くなった」ようなもので、憲法典全体がやっと安定した状態になります。
 第163回特別国会以降、公正・中立なルールづくりをめざし、真摯な議論を重ねてきた委員会の功績は、憲法改正に対する考え方如何にかかわらず、憲政史において永遠に語り継がれていくことでしょう。

 国民投票法案は、将来の憲法改正発議のテストケースと称され、全会派が一致した上での「共同提案」が理想でした。
 昨年5月には、与党案と民主党案が別々に提出されました。しかし今回、併合修正案という議案形式が採用されたことで、多数会派が少数会派の立法者意思を無為に貶めることなく有効に共存させるという法的、政治的配慮がなされました。委員会におけるコンセンサスは、完全ではないまでも法案に反映されたことは大いに評価されるべきことです。

 もっとも、強行採決ということになり、中山太郎委員長だけでなく、現場運営に携わるすべての議員、関係者が胸を痛めていることと思います。私も、平穏な採決を願っていましたので、このような姿が国民に晒されることは残念です。

 憲法と同様、国民投票法も不磨の大典ではありません。そして、幸いなことに憲法改正という政治課題がまだ現実のものとなっていません。今後も法制上の様々な論点について知恵を出し合い、幅広い合意形成の上で手直しをしていく作業が必要だと思います。参院では、典型論点に偏らない、立法者意思の明確でない論点や、論点の深化をめざして十分な法案審査が行われることを期待します。

 憲法制定(改正)権は可視的な権利でも、譲渡可能な権利でもありません。
 主権者としての自覚に充ち、国民投票法案に対し能動的に関心を寄せてきた方々はともかく、残念ながら相当数のsilent majorityが現存しているのも事実です。silent majorityに対しては、主権者としての一層の自覚を促し、法制度の周知・広報に努めることなど、市民レベルでの努力がこれからも必要です。

 国民投票法の議論はまだまだ続く―委員会採決を見守った私も、議論の新たなスタートラインに立った心境になりました。
 今日の委員会では度々私の名前が出ましたが、今後とも、国民投票法制を積極的に考え、提案していきたいと思います。

 以上

 午後6時過ぎ、委員会で可決されました。

□NHK 国民投票法与党案 委員会可決
□TBS News i 国民投票法案、衆院委員会で可決
□読売新聞 国民投票法案が今国会成立へ、衆院特別委で与党案可決 
□朝日新聞 国民投票法案、与党単独で委員会採決 13日に衆院通過
□産経新聞 国民投票法案、与党修正案を可決 衆院委員会
□毎日新聞 国民投票法案:衆院特委で可決 今国会で成立ほぼ確実に
□日経新聞 国民投票法案、与党修正案を可決・衆院特別委
□時事通信 国民投票法案、憲法特委で可決=自公賛成、野党は抗議−13日に衆院通過

 自民党の二階俊博国対委員長は9日の政府・与党連絡会議で、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について「今週は大きなヤマ場を迎える。十分審議を尽くしており、採決に向けて環境は整った」と述べ、13日の衆院通過を目指す考えを改めて示した。(→つづき

 自民党の中川昭一政調会長は1日のNHK番組で、憲法改正手続きを定める国民投票法案の与党修正案について「ここまで来たら(野党は)政争の具にしているので、やります」と述べ、与党単独でも12日の衆院憲法調査特別委員会で採決し、13日の衆院通過を目指す考えを強調した。(→つづき

 国民投票法案(与党・併合修正案)への対応に関する質問には、
「民主党案に与党が賛成するのであればいいが、そうでないなら反対することで党の対応は決まっている。十分議論が詰まっていない段階での採決には断固とした態度を取る。4月半ばに参院に送付されたとしても、このままでは今国会では審議日程が窮屈であるので、国民を無視した乱暴な議論が展開されていくはずである」との見通しを示しました。

 また、党の対応について、一部から異論が出ていることについては、「いろんな議論をすることは当然である。手続に則っていろいろな議論を行うことは否定しない」と述べました。

 10時44分、予定時刻を大幅に過ぎての開会。
 与党の賛成多数で、22日の中央公聴会が決まりました。
 10時46分散会。

□NHK 与党 22日公聴会開催を議決
□TBS News i 憲法調査委、22日公聴会に野党反発
□読売新聞 国民投票法案の中央公聴会、与党が22日開催を議決
□朝日新聞 22日に中央公聴会 国民投票法案で与党が単独議決
□毎日新聞 憲法改正:国民投票法案に関する中央公聴会22日開催へ
□産経新聞 衆院憲法特委、22日の中央公聴会開催を議決
□日経新聞 憲法改正手続き定める国民投票法案、22日に公聴会
□東京新聞 22日公聴会を決定 衆院特別委、野党は抵抗
□東京新聞 飛び交う怒号・罵声 国民投票法案『問答無用の首相怖い』
□北海道新聞 国民投票法案 22日に公聴会
□時事通信 22日の公聴会開催を与党の賛成多数で議決=国民投票法案で衆院特別委
□共同通信 公聴会の22日開催決定 投票法案、与党押し切る

 激しかった一日というか、
 前日からの嵐のような時間が
 やっと落ち着こうとしています。

 こういう緊迫状況は、程度の差こそあれ
 度々起こっています。

 2006年3月には、
 与党が法案提出をめぐって幹事長会談を申し入れたこと、
 当時の自民党総務会長が、与党単独提出を示唆したこと、
 をめぐって紛糾し、
 論点整理を行う理事懇談会が二回飛んだことがありました。

 もし、今回のようなことが憲法改正原案の段階で起これば、
 間違いなく、発議は振り出しに戻ります。

 法案は、「三歩進んで二歩下がる」ペースで
 今日までゆっくりと歩んできています。
 無理をしようとすると、必ずブレーキがかかります。

 22日公聴会
 29日委員会採決
 30日本会議採決
 という次のステージですが、
 まだ予断を許さない、荒れる3月です。

 徹底して、参院の法案審査を軽視するならともかく、
 そうでないなら、5月3日までの成立はかなり困難です。

 国民投票法案をめぐって、民主党が与党案との一本化に応じない姿勢を鮮明にしたことを受けて、与党側は、投票年齢を原則として18歳以上とすることなど民主党の主張を盛り込んだ修正案を提出するものの、与党だけの賛成で衆議院通過を図ることもやむをえないとしています。(→つづき

 安倍晋三首相は7日、内閣記者会のインタビューで、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について「自民党には憲法記念日までに成立させることが大切との気持ちがあるが、ある意味で当然の気持ちだ」と述べ、自民党が目指す5月3日までの成立に強い意欲を表明した。(→つづき

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案をめぐって、自民党の担当者が対応を協議し、今月中の衆議院通過に向けて、来週15日に、特別委員会で公聴会を開きたいとして、日程協議を行うための理事懇談会を7日に開くよう、野党側に呼びかけることを決めました。(→つづき

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