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南部義典オフィシャルブログ

タグ:憲法改正原案

 拙著を読んで下さった方から、内容に関して質問を受けることがあります。
 いつもは、出版社宛に文書で質問を送っていただくのですが、急ぎでどうしても電話で回答願いたいという方から先日問い合わせがあり、私から電話した次第です。

 憲法、法律などまったく目を通したことがないというその方は、懸命に拙著の隅々まで目を通していただいたのですが、どうしても、内容関連事項ごとに憲法改正原案を発議するという意味、そして個別投票との関係が分からなかったとのことでした。

 拙著の記述は、立法者意思そのまま、つまり個別の憲法政策ごとに民意を問うという要請、相互に矛盾のない憲法体系を構築するという要請のバランスで決せられますとの解説にとどまっていますが、憲法改正原案がどういう形式、方式でつくられ、国会で議論が始まるのかという手続の原初は、やはり一般の方々からはイメージされにくいようです。

 そこで、私は最近、こんな例えをすることにしています。(憲法改正原案を粗末に扱っているようで、あまりいい例えではないのですが。。。)

 それは、ごみ出しのルールです。
 日常、決められた日に、燃えるごみ、資源ごみ、缶・ビンなど、予め袋に分別してごみを出すのが一般です。無分別にひとつにまとめてごみ出しをするのではなく、また、焼却直前にごみを分別するのでもなく、あくまでも出すときから分別を徹底するという、ごく一般的なごみ出しルールに近似していると考えました。

 さらに言えば、ごみを一つひとつ、個別に袋に入れるわけではありません。「燃える」とか、「資源」とか、分別の基準ごとに袋が分けられ、それぞれまとまっています。そして投票用紙は、ごみ袋を単位として与えられると考えるのです。ルールに違反したごみ出しは、近隣の迷惑であるとともに、持って帰って下さいねという話になります。

 到底、出版物の中では失当な表現となりますが、この例を持ち出して解説の趣旨を申し上げ、納得していただきました(笑)。
 
 どこでどんな方が拙著を手に取って下さっているか分かりません。見えない読者の疑問点をつくづく感じる今日この頃です。

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