nambu yoshinori's official blog

南部義典オフィシャルブログ

タグ:護憲

 各地の動きをまとめました。

□NHK 憲法記念日 各地で集会開催
□NHK 憲法論議で自民と民主が対立
□NHK 憲法記念日に「生存権」訴え
□日テレNEWS24 憲法記念日 改憲派と護憲派がそれぞれ集会
□TBS News i 憲法記念日、改憲派・護憲派双方が集会
□読売新聞 各地で憲法集会、自民・民主が「審査会」めぐり見解
□朝日新聞 憲法記念日 護憲派、改憲派が集会
□毎日新聞 憲法記念日:護憲、改憲両派が集会
□MSN産経ニュース 改正派「審査会早期始動を」 憲法記念日で集会
□47NEWS 憲法61年、各地で集会 9条の是非中心に議論
□時事通信 「9条守ろう」「国際支援へ改正を」=憲法記念日、都内で集会 

 15日(水)19:30〜、二部構成で放送された「日本のこれから 考えてみませんか憲法9条」。結局、最後まで見てしまいました。

 会場の意見を多く拝聴し、自衛隊の存在は、憲法の規定に関係なく、国民に確実に受容されていることを実感しました。湾岸戦争の頃は、とかく「さっぽろ雪まつり」や災害救助のような非軍事的活動が引き合いに出され、防衛組織としての意義を問う声が多かったと記憶していますが、今や活動範囲が国際的に拡大し、その内容が国民の間に浸透し、評価につながっているといえます。

 これと関連し、自衛隊の存在をどうすべきかというスタジオ内アンケートが行われました。〃法上明確にする、現状のままでよい、自衛隊を廃止する、との選択肢が与えられたのですが、,鉢△ほぼ同数、が10%も満たなかったことが、興味深く感じられました。

 回答は、国民投票の射程として十分考え得るのですが、△多いということになると、実際に9条改正の国民投票が行われる現実性、可能性にも疑問符が付せられます。
 現行規定は使い勝手が良くて(解釈改憲)、自衛隊はフリーハンドでいろんな事ができるから、9条をわざわざ変えなくてもよいという世論は、「憲法の空洞化」を助長するばかりです。でも、そのことはさておく意見が多いという結果でした。

 「9条を変えなくてもいい」という意見と、「9条を守れ」という意見とはニュアンスが異なります。
 つまり、「護憲」の結論を採るにも、9条の空文化を放置して構わないという立場と、教条主義的に護憲を唱える旧来からの立場とが、違うニュアンスで混在しています。(狭義の・旧来の)護憲派は、国民投票法の議論からも、9条の空文化からも、二重に逃避しているように映ります。

 9条改正(案)が発議されれば、改正案の是非をめぐって、賛否さまざまな意見が飛び交います。主権者は、自由な判断基準(要素)で以て、改正案に限らず、日米安保条約、自衛隊法などの安全保障法制の全体を対象とし、1枚の用紙に投票意思を示さなければなりません。普段から憲法的テーマについて幅広く、思慮を深めておくことの意義と大切さを、今日の番組は、教訓として与えたことでしょう。。。
 
 憲法的歯止めとは何なのか――「実質的意味の憲法」という概念を紹介しつつ、拙著Q1とQ52は、そんな問題意識で書いてもいます。国民の憲法意識の問題であるからです。

 ところで、第1期憲法審査会は、憲法改正原案の大綱・骨子が議論されるまでの間、自由討議の連発となるでしょう。
 今日の番組の良かったところは、1回の発言がおよそ1分以内と、短く設定されたことで、テンポと歯切れがよかったことです。また、政治家がいなくても討論番組は成り立ちうることが分かりました。
 憲法審の自由討議は、1回の発言時間は1分30分以内(終了30秒前にブザーが鳴る)とし、発言の回転を良くすることもアイデアだと思います。発言の機会が増え、委員の出席数(絶対数)が増える効果も期待できます。

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