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 前回の記事の補足です。

 憲法改正の成立要件を一般的に、厳しいものから、緩いものへと、順に並べると、

 \簑估隻捨┻定の追加 > ∈把稘衂捨┻定の追加 > 8醜塰 柄蠡估隻捨┻定のみ)

 となります。

 分かりますか?

 ,蓮∩蠡估隻捨┻定+絶対得票率規定、
 △蓮∩蠡估隻捨┻定+最低投票率規定、
 は、相対得票率規定のみ、
 という内容です。

 いろいろな数値をあてはめてみれば明らかですが、\簑估隻捨40%、∈把稘衂捨40%で比べてみても(同じ40%であっても)、ハードルの高低がまったく異なります。

 この三者関係を、頭の中でしっかりとイメージしてください。

 かつては、低得票率下の憲法改正成立に対する疑念を解消する法制上の手段として、∈把稘衂捨┻定の追加が、唯一の解決であると、誤解されていました。

 しかし、成立要件として追加した瞬間、数学上の矛盾が生じることは、前回指摘したとおりです。

 憲法改正をなるべく成立させないようにしようという邪な考えを捨てつつ、私は、\簑估隻捨┻定の追加、を支持します。∈把稘衂捨┻定の追加、を支持しません。

 逆に、,任呂覆、あえて△鮖抻するというのであれば、その旨の論理的な説明が必要です。(しかし私は、論理的な説明、反論を一度も聞いたことがありません・・・)

(憲法改正の発議、国民投票及び公布)
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2 (略)

第3章 国民投票の効果
第126条 国民投票において、憲法改正案に対する賛成の投票の数が第98条第2項に規定する投票総数の2分の1を超えた場合は、当該憲法改正について日本国憲法第96条第1項の国民の承認があったものとする。
2 (略)
0001

 まずは、下記リンクをご覧ください。

 札幌テレビ放送「どさんこワイド180」

 (70歳代男性)「人間の根源を根こそぎ否定するような法案」
 (18歳女性)「知らないです!」「戦争やってもいい、みたいな法律ですか?」
国民投票法案は夕方の衆議院本会議を通過しました。多くの国民の理解も同意も十分に得られないまま、5月には参議院も通過して成立する見込みです。


 「人間の根源を根こそぎ否定する」とは、平和主義(前文、9条)、個人の尊厳(13条)など、近代憲法の基本原則を蔑ろにするおそれを秘めているということでしょうか?

 「戦争やってもいい、みたいな」とは、海外における積極的な武力行使を指すのでしょうか?

 いずれの発言も、国民投票法案とはまったく無関係のテーマです。
 「国民投票法案」=「戦争への道」というのは、一部マスコミの虚言に過ぎません。そのイメージに駆られている国民は意外に多いと思います。

 国民が主権者として憲法制定(改正)権を行使するという話と、
 国民が主権者としての「賢慮」に基づいて、憲法改正権の限界付けを行うという話は、明確に区別をした上で、議論されるべきです。

 国民主権の本質、国民投票法制定の意義をなぜ正面から伝えようとしないのでしょうか?
 とくに放送メディアはその自覚が足りないように思います。

 「多くの国民の理解も同意も十分に得られない」のは、ある種当然です。
 国民投票法案に関して、メディアがほとんど関心を寄せてこなかったからです。

 12日の報道は、明らかに「松坂vs.イチロー」の特報の合間を埋めるとしか言いようがない扱いです。
 昨年、衆院本会議で初めて趣旨説明が行われた日には(2006年6月1日)、駐車違反取締りの民間委託が始まった日ということもあって、各社トップニュースはすべてこちらでした。

 偏向して垂れ流されたイメージは怖いということ・・・本番の国民投票キャンペーン期間中にもこのような報道が氾濫するかと思うと、ゾッとします。
 放送法3条の2の理念に則り、放送の自律に徹するというのであれば、きちんと実行していただきたい。そんな思いで、民放連に喝です。

 中曽根康弘元首相は18日午後、NHKの番組収録で、夏の参院選について「自民党が負けても衆院は大多数を持っている。大連立などの変化はあり得るが安倍内閣が辞めることには至らない」と述べ、参院選で自民党が敗北しても安倍政権は存続するとの見方を示した。(→つづき

 第165回臨時国会の会期末には、国民投票法案[与党案/民主党案]の修正が行われました。
 中には、用語の定義が変わっているものがあります。

 国民投票運動
旧:憲法改正案に対し、賛成又は反対の投票をし又はしないよう勧誘する行為
新:憲法改正案に対し、賛成又は反対の投票をし又はしないよう積極的に勧誘     する行為
→「積極性要件」とでも呼んでおきましょう。

 賛成票+反対票
旧:有効投票総数(憲法改正案に対する賛成の投票の数及び反対の投票の数を合計した数をいう。)
新:投票総数(憲法改正案に対する賛成の投票の数及び反対の投票の数を合計した数をいう。)
→定義内容は同じです。有効・無効という言葉を使わないという政治的配慮です。
 
 憲法9条に関する某サイトで、について、与党が民主党に譲歩したとの記述を見つけました。
 それは間違いです。有効という言葉を使わないというだけですから。
 あとは、「無効票」をどうやってゼロに近づけるかです。

 共同修正に向けて、残った論点は…
^貳姪国民投票の扱い(憲法審査会における予備的国民投票の検討)
⊃景更告の政党無料枠の是非
G枸元定(賛否広告の取扱平等)は新聞も対象とするか
す報協議会が担当する説明会の実施の是非
チ反ヅ多数人買収罪等の是非
ε衂射兒罎法峇権」欄を設けるか否か
Д好櫂奪CMの全面禁止期間
といったところでしょうか。。。

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