nambu yoshinori's official blog


▼取材・講演等のご依頼は、📧 nambu.yoshinori@gmail.com まで お願いします。

タグ:高裁

 参院民主党の羽田国会対策委員長は2日、定例会見で「対策チーム」について次のように述べました。

Q.選挙制度改革で来週にもチームが立ち上がって、会派内で案をとりまとめるが、案のとりまとめの時期は、大体どれくらいか?

A.いろんな案が出てきているので、精力的に議論をしてもらって、なるべく早い時期に案を出さないと、次の参院選挙に間に合わない。党内の議論は早くまとめて与野党協議をしっかり進めていくなかで結論を出していかなければいけない。案を持っている人には委員に入っていただいて、それぞれの案をお互いに理解しうるものにするということだ。(了)

 殺人・強姦致死・窃盗被告事件 平成18年(う)第161号・・・いわゆる山口県光市母子殺害事件の判決が出ました。

 事件から9年。元少年・福田孝行被告人に対し、広島高等裁判所は死刑判決を言い渡しました。私のような事件と無関係な一般人からみても公正、妥当な判決内容で、正直なところ安堵しています。

 弁護人の主張を一つ一つ採り上げ、それに対し細かく丁寧に、裁判所の判断を加えていくという、司法機関としては当たり前の事実認定作業ではありますが、判決文の文章、表現は無駄なく、そこには毅然とした裁判所の態度がうかがえます。高裁判決に、多くの市民は安心したことでしょう。先日の名古屋高裁判決のようなふざけた戯言もなく、司法の信頼を損ねることはなかったと評価できます。

 最高裁でなぜ破棄自判しなかったのか、その理由については様々考えられますが、これだけのボリュームの判決文は最高裁レベルでは相当な負担になったことでしょう。もっとも、今日の判決を受け、最高裁が破棄自判をしたのと(ほぼ)同じ結果が得られたわけです。刑事政策的観点からしても、最高裁判決が確定次第、ただちに死刑執行すべきであると考えます。

 判決後、記者会見に臨んだ本村洋さん。ああいう状況では、勝ち誇ったように勢いある発言になりがちで、過去のすべての鬱憤を晴らすような刺激的な心理が働きがちですが、こちらも毅然とした姿勢で、淡々と正直に、自分の気持ちを表現しておられるのが印象的でした。これまでの成り行きを、相当高度なレベルで達観しているように見受けられます。

 彼のことを(絶対的)応報刑論者だと評する向きもありますが、そうではありません。刑罰の存在は、犯罪者が過去の犯罪を「清算」するためにあるのだと、「国家」概念を極力排除しようとする吉岡一男京大教授(刑事学)などの刑罰論に近いと、私は思います。

 本村氏が何度も繰り返したように、究極の目標は凶悪犯罪をなくすことです。市民革命を経験していないこの社会には、裁判員制度の運用と並行し、しばらく試練が続くことでしょう。。。

このページのトップヘ